リハスタ

   理学療法士による知っとくとためになる情報発信

辛い臨床実習はもう古い。学生が知っておくべき現状と心構え。

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さて、前回10年以上前の私自身の実習の思い出を書き始めたら、思ったより文字数が多くなってしまいました。


これから実習に行く学生向けの内容が書けなかったので、今日はその内容を書いてみます。


少しでも、参考にして実りのある実習にしてください。

実習の現状

ひと昔前までは、「実習生は寝なくて当たり前」的な考えを持つ実習指導者が多かったように思います。


それは、その実習指導者自身が、「寝なくて当たり前」な実習を受けて来たからです。そういう実習が当たり前だと思うわけですよね。


最近では、そんな時代遅れな実習はだめだ、の雰囲気が広がってきていて、負の連鎖にストップがかかってきているとは思います。


私自身も、学生には少しでも良い思い出になってほしいと思っています。


最近、実習に関するガイドラインが改訂され、今後実習に関する在り方が大きく変わる必要があり、学生さんたちには良い方向に行きそうです。


ガイドラインに関しては下の方で述べます。

実習地の現状

はっきり言って実習地によってレベルは様々です。


それは、厳しい・優しい実習地という意味ではなく、「行われているリハビリの質のレベル」です。


技術・経験はもちろん学生さんにはありませんが、知識に関しては学生さんが学校で習う知識が一番新しいです。


最新の知見・論文が教科書に落とし込まれるまで、ある程度のラグはありますが。それを差し引いても新しい知識を学んでいると言えます。


我々が学校で習った知識・常識は、今では間違っていることもありますから。


となると、現場のセラピストは日々研鑽して知識のアップデートに努めなければなりません。


が、実際の現場ではみんながみんなその努力を行っているかといえば、そうではないのが現状なのです。


もし、実習地が自分が習ってきたこと、イメージしていたことと違っていても、失望しないでください。


ちゃんと切磋琢磨しているセラピスト・病院はたくさんあります。




実習のガイドライン

厚生労働省が作成する「理学療法士作業療法士養成施設指導ガイドライン」がこの度改訂されました。


特に衝撃が走ったのが、実習時間に関する改訂。1週間の実習時間が40時間以上45時間以内と明記されました。


この実習時間には、病院での実習時間は当然ですが、自宅などに帰っての学習時間も含まれるようになるとのこと。


一週間に8時間の実習を5日行うと、もう40時間です。毎日家で1時間デイリーノートなりケースノートやると+5時間。


ぎりぎり45時間以内に納まります。


が、毎日家で1時間しか課題をやらないなんて実習地はほとんど皆無に近いのが今の現状ですよね。


となると、デイリーノートなどの課題を行う時間を、病院にいる間に確保してあげる必要があると思われます。


基本的には、病院にいる時間内で課題を完結させる、家ではおまけ程度ぐらいなイメージがいいのかもしれません。個人的にはそう思っています。


制度が変わったばかりなので、最初は戸惑う実習地・実習生もあるかと思いますが、実習生の人権も守らなければなりません。


実習地側もこのガイドラインの周知は当たり前ですが、実習生側も自分の身を守るうえで知っておくべきことです。

実習のポイント・コツ

学生としての立場をわきまえること。


実習は、あくまで実習地・患者さまの協力があって成り立ちます。実習生を取ることに対して、セラピスト個人レベルでは負担が増えるだけで大きなメリットはほとんどありません。


実習に感謝する気持ちを持てば、自然とそれ相応の立ち居振る舞いができると思っています。


居眠りなんて論外ですし、挨拶・お礼(患者さま含め)などもするのが当たり前になります。


努力を惜しまないこと

実習生が本気で取り組んでいるのか、手を抜いているのかは、はっきり言ってすぐに分かります。レポート、デイリー、日々の見学含めてです。


最低限やることをやっていれば私はそれでもいいとは思いますが、主役の学生が手を抜くのであればこちらも手を抜いた対応になります。


一生懸命勉強しようとしている学生には、少しでもたくさんのことを教えたいですし、しっかりと理解してもらいたくてこちらも努力します。


論文のコピーもたくさん渡します。学生にとっては迷惑かもしれませんが、時間があるときに読んでくれたらいんです。


バイザーとの関係性は、他のスタッフにも自然と広がっていくもので、良い関係が築きやすいと思ってます。


良い関係を築けた学生とは連絡先も交換しますし、学会で会えば話もします。こーゆー人脈はどこでどうなるか分からないので大事にしたいですよね。


↓の記事は私自身の実習の思い出話です。これを読んで、少しでも実習も悪くないのかもと思ってもらえたら嬉しいです。
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