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【要点】生涯学習制度が大きく変更。認定理学療法士・新人教育プログラムについて。

平成33年4月より理学療法士の生涯学習制度に大きな変更が行われます。詳細は平成30年に確定されるようですが、とりあえず現段階で分かっていることをまとめてみます。ついに理学療法士協会が大きく動き出しました。


この動きに対して1人の理学療法士として、管理職としてどのように対応していくか。
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新制度と現行制度の比較と、今後の認定理学療法士の可能性についても個人的な考えを書いてみたいと思います。

新人教育プログラムに関して


現行の新人教育プログラムは全13時間の研修で修了可能でしたが、今後は研修理学療法士プログラムに名称変更されるようです。


そして、座学研修43.5時間、臨床研修48時間。合わせて91.5時間の研修を受けることで修了になるとのこと。


現行に比べると約7倍の時間がかかることになりますねー‼︎


臨床研修の48時間は、OJT(On the Job Training)だそうで、原則的には自施設で研修可能なようです。


ただ、自施設で具体的にどのような研修をするのかは詳細不明ですね。施設ごとの新人教育に+αのような形になるのでしょうか??


まだまだ全体像はみえませんね、、、。


とりあえず、現段階では新しい制度の導入は平成33年4月だそうなので、それまでにとっとと修了するのがオススメですね。今のうちに新人教育プログラムを終了しておくと、新制度移行後も研修理学療法士プログラムは修了扱いとみなされるようです。


新制度導入後は、今の新人教育プログラムの単位は無効になるそうです。




登録理学療法士プログラムについて


研修理学療法士プログラムを修了すると、登録理学療法士プログラムに移行されるようです。


69時間のカリキュラムを予定しているようですが、詳細は分かりません。また5年ごとの更新だそうです。


今回の制度変更で、1番イメージがつかないのが、この登録理学療法士プログラムですね。


現行の新人教育プログラムと認定理学療法士制度の間が、この登録理学療法士プログラムといった扱いなのでしょうが、いまいち必要が分かりません。


認定理学療法士プログラムも5年ごとの更新となってますし、更新に取り憑かれそうです、、。


定期的な更新により、ある程度の質の担保は可能なのかもしれませんが、あまりにがんじがらめだと制度自体の浸透が難しいように思います。


認定理学療法士プログラムについて


最後に認定理学療法士プログラムです。


現行は24時間の単位で認定理学療法士プログラムが修了なようですが、今後は座学研修274.5時間、臨床研修240時間が必要になるとのこと!


ハンパないくらい増えてます!そして、5年ごとの更新!更新の際の必要時間は不明ですが。


もちろん、現在も24時間の単位とは別に、症例報告や認定試験などをパスした上で、晴れて認定理学療法士の資格授与ですが、新制度はとてつもなくハードルが上がりますね。


なぜ、こんなにカリキュラムの時間が増えたかですが、協会としては認定理学療法士制度を医療広告ガイドラインの水準に持っていきたいようですね。認定看護師のように。


もちろん、本当にそうなれば、理学療法士の待遇改善にも繋がるかもしれませんね。


とりあえず、現行制度のうちに取れるものは取っとく!これがベターですかねー。
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何度も繰り返しますが、新制度は平成33年4月からです。


今後を見据えて


1人のセラピスト兼管理職の立場としての意見・考えを書かせていただきます。


私個人としては、今後もおそらく認定理学療法士・専門理学療法士を持っていることに対しての診療報酬上の加算は難しいかと思っています。


認定・専門を持っていない理学療法士の診療報酬の減算も難しいと思います。


最初に理学療法士の制度を作った際、理学療法士の診療報酬と専門・認定理学療法士の診療報酬を別で設定していれば、診療報酬での差別化はできたかもしれませんが、制度が走り始めてからの診療報酬の差別化は難しいでしょうね。


もちろん、今後長い目で見た時の可能性はゼロではないと思いますし、私個人としても生涯学習を続けている理学療法士に対して対価が支払われることを期待しています。


ですので、一人のセラピストとして当院での主な対象疾患に関する認定理学療法士の資格は取得する方向で動こうと思っています。


管理職としても、今後の対応のためには取っておかなくてはならないかなーと思っています。


職場に認定理学療法士がいなければ、他施設での実習が必要となりそうですからね。セラピストが病院を空ける時間が増えてしまうと病院としては減算に繋がってしまいますもんね。


そこからうまく、病院に対して認定理学療法士の資格に対しての資格手当支給に結び付けられれば万々歳ですが、、、おそらく難しいですかね。


また、管理職として、認定理学療法士制度を利用して、生涯学習を続けるためのモチベーションに結びつけれればなーと思っています。




制度変更までに


新人教育プログラムはすでに修了しています。そして専門分野に登録して2年は経過しているので、あとは必要な研修や症例報告の準備を進めて行こうかなと、個人的には思っています。


さて、改めて研修について調べてみると、認定理学療法士の取得に必要不可欠な研修会が、認定必須研修会と指定研修会があり、必ず受講しておく必要があります。


が、今年の研修会を調べてみるともうすでにおわっていました、、、。残念。


来年度で受講予定ですが、それにしても研修会の数が少なすぎるように思うんですがねー。


指定研修会は中国地方では1回岡山で開かれているだけで、定員も200人ですよ?おいおいって感じです。中国地方のPTの人数はどんだけいると思ってるのやら。


認定必須研修会に関しては、それぞれの専門性の研修会に参加する必要がありますが、脳卒中は中国地方ではまた岡山で1回だけです、、、。


運動器も取得しようと考えていますが、運動器に至っては九州もしくは大阪までいかなければなりません。


教育管理や物理療法関連など、少しマイナーなもの(失礼かもしれませんが)に至っては東京でしか開催されておらず、しかも定員も50前後、、、。


来年度の研修会は回数・地方開催・定員数など、協会もしっかりと考えてもらわないと、話にならないです。


おそらく、受講の倍率はかなり上がるのかなーと予想しているので情報は逐一チェックしておかなければなりませんねー。


それに並行して、症例レポートの準備をぼつぼつ進めて行きますかねー。協会のホームページから症例報告のフォーマットをとりあえず見てみましたが、なんだかなーって感じです。


このペラペラの書式1枚にまとめて何が分かるんだろうって感じです、、、。


とりあえず、今後の発展性に期待して認定理学療法士の取得目指していきます。


<追記>研修理学療法士プログラムと登録理学療法士プログラムについての新しい情報をまとめています。
www.rihasuta.net



本日も最後までお付き合いありがとうございました。