きゃしゃーん理学療法士のリハメモ

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気になったことの整理

理学療法士になるなら専門学校より大学がオススメ

理学療法士になるには、大学で学ぶか、専門学校で学ぶかの2種類の選択肢があります。短大もありますが、数が非常に少ないので今回は触れません。さらに専門学校では3年制にするか、4年制にするかの選択肢もあり、これから進路を考えている高校生は何を基準に選ぶか迷っているかもしれません。


私は理学療法士になって10年ほど経っていますが、その中で大学と専門学校の卒業後の影響がどのようにあるのか、感じたことをまとめてみたいと思います。

私自身のことから


まず始めに、私は4年制の専門学校を選択しました。そんな私の簡単な経歴から。


私自身、理学療法士として10年ほど同じ病院で働いており、一応役職をいただき、管理者兼理学療法士として働いています。業務の割合としては、管理者より、圧倒的に理学療法士としての現場での仕事の割合が多いです。


私自身、高校一年生ぐらいからぼんやりと理学療法士になることは考えていたと思います。リハビリ関係で働いている兄弟がいたので、割と早い段階から考えていました。


ただ、学校を選ぶ際は、大学であろうと専門学校であろうと、同じ理学療法士になるのであれば、どちらも変わりないじゃないか??と思っており、通学が楽な方を選びました。


実際に、通学は自転車で通える範囲でしたし、実家から通えたので親の負担も少なくできたと思っており、今でも特に後悔はしていません。


今後、進路に迷っている高校生の方に理学療法士の現状を伝えたいと思います。

理学療法士の最終学歴について。大学、専門学校の割合は??


実際のところ、大学・専門学校、どっちの卒業者が多いのか??


答えは専門学校卒業者が62%、大学卒業者が28%。その他には大学院まで進学したりもありますが、専門学校卒業が圧倒的に多いです。


このデータでは専門学校卒業者のうち4年制と3年制を一緒にまとめて出しているようなので、細かい内訳までは分かりません。ただ、3年制の専門学校自体少なくなっているので、4年制の専門学校の割合が多いのかなと思います。

大学と専門学校とで給料に差が出るのか??


まずは答えから、私の病院では大学卒だろうと、専門学校卒だろうと給料は全く変わりません。


なぜか?大学卒の理学療法士と専門学校卒の理学療法士が、同じ条件で患者様にリハビリを行っても、病院に入るお金(診療報酬と言います)は同じだからです。


病院の利益は大学卒だろうと専門学校卒だろうと変わらないので、当然支払う給料に差をつける必要はありません。ですので、私の病院だけでなく、他の多くの病院で給料に差はないと思います。


一部の病院や、○○市民病院や○○医療センターなど、○○に地名が入るような公立病院では少し給料に差が出るようです。


公立病院ではなぜ給料に差が出るか??大学や専門学校を卒業すると、学位や称号をもらえます。


大学を卒業すると学士という学位が付与されます。専門学校を卒業すると、高度専門士や専門士などの称号が付与されます。


4年制の専門学校を卒業すると、学校のカリキュラムによるのかもしれませんが高度専門士を付与されると思います。3年制の学校では専門士となる感じです。また4年制でも夜間部などでは専門士となります。


この違いにより、公的病院では給料に差が出てくることがあります。学士と高度専門士は同じ扱いとされているので、高度専門士を付与される専門学校卒では大学卒と同じ給料と思われます。


ただ、普通に働いている分には、学士だろうが高度専門士だろうが専門士だろうが、全く気になりません。


実際に、理学療法士の中で一番多いのは、専門士で46%。続いて学士で25%、高度専門士7.7%といった形で続いていきます。


将来、公的病院で働き、公務員としての理学療法士になりたいのであれば、大学もしくは高度専門士が付与される専門学校を選ぶ方が良いかもしれませんね。


ただ、公的病院は人気が高いので、倍率が高く、比較的就職するのに高い壁があることも事実です。

出世、昇給に違いがあるか??


これも大学卒、専門学校卒だろうと差はないと思います。現に、私の職場で役職についている職員は大学・専門学校卒で半々くらいです。


病院経営者からすると、やはり学歴ではなく、病院職員としてのスキルで評価することが多いと思います。ただ、卒業後に大学院で修士や博士までの学位を取得すると、経営者へのアピールにはなると思うので、出世の可能性は上がると思います。


昇給ももちろん、大学・専門学校卒で変わりはありません。あくまで職員としての能力での判断です。

理学療法士としての能力の違いは??


私の印象では、卒業して2~3年ぐらいは大学卒の職員の方が能力が高いのかなーとゆー印象はあります。その子の元々の能力の高さも関係しているとは思うんですが。


もちろん、専門学校卒であろうと、能力が高いなーと思う子はいますよ。なので、一概にどちらかが高いとは言い切れないのですが、私の漠然とした印象です。


ただ、2~3年過ぎると、その差はほとんど感じなくなります。要は、就職していかに自分で勉強できるかが、理学療法士の質につながっているからです。


ただ、大学の方が卒業後も、大学のサービス(リハビリに関する文献を調べたり)を引き続き使えることが多く、比較的勉強しやすい環境といえるかもしれません。また大学の方が、図書が充実しているので調べ物もしやすいですね。専門学校でもそのあたりの卒業後のフォローに力を入れているところもありますが。


そのあたりの卒業後のフォローも、選ぶ基準にしてもいいかもしれませんね。在学なんで長くて4年ですもんね。留年するともう少し長くなりますが、、、。理学療法士として生きていくのは何十年とあるので、在学期間より卒業後の期間のほうが圧倒的に多いのですから。

卒業後のキャリアアップ


理学療法士になったとしても、生涯勉強をしていく必要があります。今より少しでも患者様をよくするためにはね。


その中でキャリアアップという形で、先ほども少し書きましたが、大学院に進学する方もいらっしゃいます。より深く勉強・研究したいという方達です。


大学院に進学することで、修士や博士などの学位を付与されます。病院によっては、出世や給料に影響が出ることもあるかもしれません。


ただ大学院に進学するには、それまでに大学を卒業して学士を取得するか、専門学校を卒業して高度専門士の称号を取得をしていなければ、大学院への進学自体ができません。


将来的に大学院までの進学の可能性を残しておくなら、そこも考慮して学校を選ぶ必要があります。


ただ、大学院まで進学する割合は、本当にごく一部です。2~3%程度ぐらいでしょうか。なかなか理学療法士として働きながら、大学院に進学するというのは、肉体的にもハードだと思います。


もちろん、そういった方々の研究が現場で働いている私たちの基本となっていくので、頭が上がらないのですが。

結局どっちがよいのか??


タイトルでも述べたんですが、私としては大学に入れそうな学力があるのであれば、大学入学を目指した方が良いかと思っています。


給料は変わりませんが、大学の講師や教授の方がやはり影響力を持っていると思います。それは学生である私たちへの影響力もそうですし、卒業後感じるであろう理学療法士になってからの影響力もあります。


働き出して、こんなすごい先生に授業をしてもらっていたんだということがあると思います。教授になれるのは、やはりその分野でのエキスパートですから、卒業後もその分野での相談・アドバイスを受けれるかもしれないことは、非常に価値のあることだと思います。


さきほども述べましたが、在学期間なんて4年間です。卒業後の期間の方がはるかに長いんです。卒業後の学校との関わり・フォローも、学校選びの一つの目安にしてもいいかもしれません。



本日も最後までお付き合いありがとうございました。
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